調査費用と相場
浮気調査を依頼する前に知っておこう!探偵会社の浮気調査の費用のこと
目次
探偵会社や興信所によるので注意が必要
探偵業法というものが2007年に施行されており、探偵業に関するさまざまな法律が定められました。まず、浮気調査に関しても、探偵を名乗る適当な業者が勝手に行っているということは無いので安心してください。しかし、この探偵業法では、費用金額などについては定められていません。つまり、探偵会社や興信所の浮気調査の費用額は各業者が自由に提示することができ、依頼者がその条件をのむかのまないかということになります。
相場はある
探偵会社の費用は決まっていないとはいえ、相場はあるので安心してください。(社)東京都調査業協会の調べによると、都内の探偵会社や興信所に費用に対するアンケート調査を依頼したところ、『2名の調査員が1時間、調査をした場合の相場は10,000~25,000円』ということが分かりました。
相場をベースにしてみる
最も安く見積もって10,000円/1名であるのであれば、それを基準にして見積もりが高いか安いのかを確認しても良いでしょう。
何人で調査をするかを事前に確認
もちろん、浮気調査をしてほしいという依頼ですので、依頼の早期解決が何よりも望まれます。浮気調査の内容によっては、1人では無理だったり、3人での対応になることもあります。最終的に、莫大な費用となっていた時にトラブルにならぬよう、先に何人必要なのか、そして追加する場合の連絡などをしっかりと連携できるよう頼んでください。
総合的な費用について
探偵会社や興信所での浮気調査の1時間、1名あたりの相場が分かったと思います。しかし、1名が手ぶらで1時間で調査終了とはなかなかいきません。当然、浮気調査の期間、持ち込むアイテムなどによって費用は変わってきます。
料金構成を知る
探偵会社や興信所によって、当然ながら料金構成は変わってきます。浮気調査を頼む前に、探偵会社の料金構造に着目しておきましょう。基本的には、探偵会社や興信所では成功報酬を支払います。成功した場合のみに支払う報酬です。そして、経費ですが、通信費や機材、報告書作成、車の燃料代、交通費、諸経費、宿泊費などなど調査で発生した経費分がどれだけ乗せられるかです。そして、先述している人件費用です。ただ、人件費も延長料や深夜料金などがある可能性があります。
総合的な費用は?
仮に、調査会社に浮気調査を依頼して、3日で解決となったとします。張り込みや撮影、備考などを2名で行ってもらいました。当然、24時間フルで動きっぱなしはないでしょうし、パック料金などもあるかもしれません。比較的安価な探偵会社の場合、車や調査報告書などの作成をいれても40万円程度と見積もっておくとよいでしょう。
パック料金などを利用するのも手段
1人に対し、1時間で最低が10,000円だと浮気調査の費用について説明しました。それで、3日2名に20時間づつ動いてもらったら、実際のところは1日40万円、3日で120万円になってしまいます。そうなると、さきほどの40万円相場の計算が合わないという方もいるでしょう。実は、探偵会社によってはパック料金などもあるので、そちらを利用する手段もあるのです。
詳細に見ると経費が多くかかることが分かる
もし、人件費だけではなく諸経費もいろいろとかかってくるとしたら、非常に莫大な金額がかかります。探偵事務所や興信所の細かな経費を見ると、交通費、レンタカー代、駐車場代、入店飲食代、消耗品、報告書作成、機材費、宿泊費などがあります。さらに、予備調査費、出張手当、深夜早朝割り増し、危険手当…などなど、数え上げればキリがありません。
成功報酬も視野にいれるべき
また、これらの費用だけではなく、調査を依頼しているのですから、成功を望んでいるでしょう。成功報酬は、浮気調査で多くある、行調査、身元調査、所在調査などに含まれやすいです。着手金を含め、成功報酬を設定している探偵会社も多いので話しはしっかりと聞いておきましょう。
パック料金について
もし、相場である人件費に加え、さきほどの経費がかかったとしたら、数百万円では済まない経費となることもあります。浮気調査をしたいのに、費用がかかり過ぎるために、浮気調査を探偵会社や興信所に頼むことを諦める方も出てくるでしょう。そんな時には、パックプランもあるのでチェックしてみましょう。とある探偵業者の調査費用を見ると、「 1名1時間単価:2.250円~3,250円 」という条件が提示されています。調査日、調査時間なども自由に設定できます。機材、基本料金、方向書、フィルム、テープ代金は全て含まれている価格となるために、パックプランの無い探偵会社に比べると最終的な金額は大きく変わります。
完全成功報酬プランの落とし穴
探偵会社や興信所での浮気調査の費用について、少しづつ分かってきたと思います。浮気調査の場合、成功と失敗があるので、完全成功報酬プランというものが興信所などにはあります。こちらは、証拠がとれた時だけに料金が発生するものです。リスクが少ないプランですが、危険もはらんでいるので注意が必要です。
正当な完全成功報酬制度
先述した通り、完全成功報酬は証拠が取れた場合に料金が発生するプランです。当然ながら、探偵会社や興信所によってその料金構造は違いますが、裁判で証拠が否認されたり、結果が出なかったりした場合は費用は0円です。
注意したい業者
完全成功報酬は、悪徳業者がお金をとりやすいシステムでもあります。たとえば、浮気していないということが分かった時、浮気調査でありながらも成功報酬として請求されることもあります。さらに、どこまでを成功とするか曖昧な探偵会社も注意です。パートナーが浮気しているらしいが、一応尾行まではできたから、成功報酬をいただくという場所も存在します。また、定額料金体系でない場所は注意してください。時間が長引けば長引くほどに、料金が増えていきますし、あくどい探偵だと敢えて日数を伸ばします。そして、もう結構といっても全額支払いをふっかけてくる場合もあります。
注意すべき業者の選び方
最後に、探偵会社や興信所に浮気調査をする場合に注意すべき業者選びを紹介します。
承諾無しで人数を増やす
水増しという行為ですが、2名で調査するといっておきながら、結果4名が必要となったといって倍額を請求する場合があります。さらに、3名分を請求しておきながら実際は2名、1名で行動している場合もあるので注意です。
時間での料金の加算
2時間単位の人件費、10分単位、日数単位…。調査会社によってまちまちですが、短い時間で区切られている業者の場合、残業的な割り増しといって数十%の人件費の上乗せを行うことがあります。
調査力が無い
今、ハイテク時代となっており、探偵会社や興信所でも最新の機材を使った浮気調査をするような場所もあります。調査力が無い探偵会社も少なくはなく、機材などをケチって使わないような場所もあります。そのため、能力が無いがために調査日数がかさみ、最終的な料金は圧倒的に高くなってしまうこともあります。多少、高額な費用がかかるっても、腕が良く実績のある探偵事務所を利用するべきでしょう。
まとめ
パートナーの浮気調査は、非常に精神的に苦しいものです。怒りに任せた行動をとってしまうとか、辛く弱っている状態でなりふり構わずとなってしまっているとか、こういった精神的に錯乱状態の顧客の気持ちを利用して、メチャクチャな請求をふっかける探偵会社も少なからずあります。
まず、実績があるかどうか、しっかりと裁判でも通用するようなまともな契約書があるか、浮気調査に対する進捗などの連絡が逐一あるかなど見極める点は多くあります。こういった状況だからこそ、一旦は冷静となり、正しい探偵会社や興信所に浮気調査を依頼しましょう。