盗聴と聞いてみなさんはどのような印象を持ちますか?
盗聴とは他人の会話を盗み聞くことを言います。
考え方はそれぞれですが盗聴は現在の法律では犯罪になりません。
厳密に言えば犯罪になる場合とならない場合があります。
例えば盗聴器の「販売」「購入」「設置」「盗聴」だけでは日本の法律で罪にはなりません。
「えっ!だったら何をしたら犯罪になるの!?」と思った方正解です。
私も初めて知ったときは同じこと疑問に思いました。
◇それではどうしたら盗聴は犯罪になるのでしょうか?
・盗聴器を仕掛けるために住居や敷地内へ侵入
一般的に盗聴器は無線式が多く他人住居、敷地に侵入し設置されることが多いです。
その際住居侵入罪、器物破損罪などが適用されます。
・盗聴は知り得た情報を第三者に漏らしたり利用する
盗聴で知り得た情報を第三者に漏らしたり利用する行為。
これは秘密漏洩罪、プライバシーの侵害などの適用されます。
その他にも知り得た情報で恐喝やストーカー行為に使用するのも犯罪です。
一言に盗聴と言っても、その後に行う行為や使用目的によって問われる罪は変わってきます。
◇盗聴で問われる可能性のある罪
・住居侵入罪
・窃視罪
・信書開披罪
・秘密漏洩罪
・器物損壊罪
・電波法
・有線電気通信法
・電波通信事業法
・プライバシーの侵害
・個人情報保護法違反
etc
上記は盗聴で問われる法律の一部です。
他にも罪なる法律は多く存在します。
◇まとめ
盗聴は今の日本法律では取り締まることができません。
それでも盗聴は許される行為では絶対にありません。
盗聴を立証することはとても難しく、見つけることも素人にできません。
また危険を伴う可能性もあります。
盗聴器を探す場合、見つけてしまった場合は必ずプロに依頼するか、警察に立ち会ってもらうことをお勧めします。
証拠を残して確実に対処していきましょう。